劇場版『涼宮ハルヒの消失』
上映記念舞台挨拶リポート
SOS団キャスト陣が集結! 劇場版『涼宮ハルヒの消失』リバイバル公開記念舞台挨拶の模様をリポート
2006年のテレビアニメ放送開始から、2026年4月3日で20周年を迎える『涼宮ハルヒ』シリーズ。この節目に合わせて、ファンへの感謝の気持ちを込めた「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクトがスタート。その一環として、2026年2月6日より2週間限定で、劇場版『涼宮ハルヒの消失』がリバイバル上映されている。
2月7日には、東京・新宿バルト9でリバイバル上映記念の舞台挨拶が行われ、平野綾さん(涼宮ハルヒ役)、杉田智和さん(キョン役)、茅原実里さん(長門有希役)、後藤邑子さん(朝比奈みくる役)、小野大輔さん(古泉一樹役)らSOS団5人のキャスト陣が登壇。16年ぶりの上映についての感想や本作への想いを語った。
本稿では、笑いと熱気に包まれた舞台挨拶の模様をレポート形式でお届けする。
声優陣による一言挨拶の後、壇上ではSOS団の活動について振り返るコーナーが展開。スクリーンには、テレビアニメの放送開始から最新楽曲『無敵的ハピネス!』の公開までが年表で映し出され、5人はそれを見つつ、掛け合いも織り交ぜながら、思い思いに感想を語る。
【杉田】放送が始まって、踊るエンディングね、『ハレ晴レユカイ』。その同時期ぐらいに、ニコニコ動画が立ち上がったんですけど、その動画サイトと連携した盛り上がりみたいなのが、ちょうどいいタイミングだったんですね。そのあと、オフ会で急に『ハレ晴レユカイ』踊ろうぜってなって、警察が出動したりとか、社会問題にもなったりして(笑)。でも、それでもなくならずに残ったっていうのが、本物の証かなって今でも思います。
【平野】ひさしぶりにこうやって5人で集まると、杉田さんが喋っただけで、「あ、杉田さんだな」って、それだけでグッと来てしまいますね。当時は、まさか20年後にこうやってまた集まれるなんて思っていませんでしたし、ご来場いただいている方々も、当時から覚えている顔の方がいらっしゃったりするので、それが本当に嬉しいですし、信じられないです。
【茅原】テレビアニメの放送から20周年ということで、こうやってまた『涼宮ハルヒの消失』がリバイバル上映されるっていうのがすごく嬉しくって。やっぱりこの5人が、今日こうして揃っているのは、本当にすごいことだなって思いますし、しかも今日、雪が降ったんです。すごいですね。『消失』の試写会のとき、観終わって外に出たら雪が降っていて。主題歌の『優しい忘却』のジャケット撮影のときも雪が降ったりとか、大切なタイミングではいつも雪が降っていて。今日も朝から降っていて、いい1日になるなって思いました。
【後藤】この雰囲気を見ていただければわかると思うんですけど、私たちも楽屋で集まったときから、「杉田君が喋り始めたら、もうSOS団だね」って雰囲気がすごくて。みんな緊張することなく、ただ楽しみだなと思って集まったんですけど、杉田君の一言で、もう、なんていうのかな、あの当時の空気が戻ってきたなって。そんな嬉しいなって気持ちで、今日は皆さんにあの頃のままの空気をお届けできたらなって思っています。私の後は、小野大輔がちゃんと綺麗に締めますので、安心してください。
【小野】姉さん!なんて無茶振りをするんですか(笑)。いや、でもまあ、後藤さんの言った通りで、僕がこうやって姉さんって呼ぶのもね、なかなかいないんですよ、声優界で。
【後藤】そうだよね。さらに付け加えると、みんな、私の呼び名が違うんです。綾ちゃんは「邑子さん」って呼ぶし、みのりんは「邑子ちゃん」って呼んでくれる。それで杉田君は「ゴトゥーザ様」、小野君は「姉さん」なので、全員違うんですよ。
【小野】このノリが20年前から続いていて、「ああ、いっしょだ」っていう感覚が、今回の楽屋でもすごく感じられましたね。で、このように変わらないまま、それぞれがそれぞれの活動を続けていくなかで、声優界ではいろんなムーブメントが起きまして。キャラソンがヒットしたり、そこから派生していくものがあったり。茅原君もそうだし、綾ちゃんもそうだし。後藤さんも歌を歌ってましたもんね。
【後藤】なんでそこを強調するの! 私が歌うと何か不自然ですか?
【小野】そんなことはなくて。ただただ最高でした。
【後藤】小野君がこんなふうに言ってくれるのも嬉しいし、客席からちょっと笑いが聞こえてくるのも懐かしいなこの空気と思いました。
【小野】かくいう僕もアーティストデビューしたりして。なんというか、ハルヒが真ん中にいて、SOS団がそこに巻き込まれていくように、僕らも『涼宮ハルヒの憂鬱』という作品にどんどん振り回されて、巻き込まれていって。でもそのおかげで成長できて、今もこうして活動できていて。ここまでやって来れたなっていう思いを、改めて強く感じています。
イベントの中盤では、公開から16年が経った今、改めて『涼宮ハルヒの消失』を振り返り、印象に残っているシーンを発表するコーナーが展開。小野さんが印象に残っているのは、「ファミレスを出た後の踏切前での古泉」と「再改変後の病室での古泉」という二つのシーンで、詳細は以下の通り。
【小野】16年前の舞台挨拶でも、このシーンが印象に残っています…と話していたと思うんですけど。テレビシリーズでは、彼(古泉一樹)の本心ってわからなくて。極端に言うと、何のために生きているのかわからない存在だな…とすら思っていたんですけど、本作の古泉はとにかく、いいんですよ。恋愛感情がしっかり出ていて。このシーンの「羨ましいですね」というセリフが、自分としても、なんとなく報われた気がして。改変後の世界では、自分の心情を吐露してもいいんだっていう許された感じというか。機関とか、そういうしがらみにとらわれず、彼は彼として生きていいんだ、こっちの世界では…と思って。ちょっと長門さんに感謝しました。変えてくれてありがとう。あと、戻らないでくれ…くらいのことまで思ってこのシーンを演じた思い出がありますね。
ちなみにこちらは、平野さんもお気に入りのシーンとして選んでおり、途中で電車が通る演出が印象的だと話す。
【平野】いくつかあるお気に入りのシーンのひとつで、『ハルヒ』シリーズって、大事な場面では電車が通るんですよ。『憂鬱』でハルヒが自分の気持ちを初めてキョンに話したときも、すごくいいところで電車が通って。『消失』では、電車が通り終わった後の静けさが、すごく心に染み渡るというか。小野さんおっしゃったみたいに、この世界の古泉には元の世界に戻ってしまうともう会えないんだなと思ったら、寂しくなってしまって。歳を重ねることで、古泉の良さがだんだんわかるようになってきました。
【小野】たしかに。あの当時よりもいま見た方が共感できるかもしれないね。
【平野】本当はすごく人間味がある人なんだなってことがわかって。
【小野】そっか。そういってもらえると嬉しい。それともうひとつ、僕が選ばせてもらったのは、再改変後の戻ってきた世界の病室で「羨ましいと思っただけですよ」と言うシーンなんですけど、ちょっと言い方は変わっているけど、同じ旨のことを言うっていうのが、このシーンの重要なところだよね…と思っていて。
この当時も、うっすら気にはなっていたんだけど、元の世界、テレビシリーズで描かれた世界で、古泉はハルヒにちょっとだけ好意があったんじゃないかって思うんです。だって「羨ましい」って思うんだもん。でも、どうやって感情を表現すればいいのかわからなくて、鶴岡さん(音響監督の鶴岡陽太さん)に相談したら、「もっと軽く言って」と言われて。むしろ、ここは軽く言った方がいいと。「あの世界とは違うけど、この世界でも想ってるってことは、その言葉だけで伝わるから。だから、ことさら軽く言って」ということだったんだけど、またそれがね、ある意味では切ないというか。
だからいろいろ考えることができるシーンだなと思って。リンゴを剥いているときも「アダムとイヴですよ」とか言いながら、それはふたりを指しているんだろうけど、あるいは自分だったら…ということも思っていたりして。そんなことも考えられる、けっこう深いシーンだなと思っています。
続いて、後藤さんがピックアップするのは、「大人バージョンのみくるがキョンに語るシーン」。
【後藤】大人になったみくるの「きっと、いつかあなたもこの高校生活を懐かしく思う日が来ます。終わってしまえば、何もかもあっという間だった、夢のように過ぎてしまった、そんなふうに思える時が」っていうセリフがあるんですけど、台本を読んで演じているときに、自分もそうなんだろうなって思ったんです。
今はこうして『ハルヒ』のメンバーといっしょに過ごしていて、もう四六時中、ハルヒと付き合ってるみたいな状況だったけど、このときはいつか終わってしまって。そして懐かしく思い返す日が来るんだなって実感して、演じてるそばからちょっと切なくなっちゃった。そんな思い出があります。
そのときは、大人のみくるの気持ちとリンクできてたんじゃないかな、同じような気持ちだったんじゃないかな…とも思って。お気に入りのシーンなんですけど、それから16年経って、『ハルヒ』が始まってからでいうと20年経っても、いまだにこんなに、ハルヒにちょいちょい巻き込まれて。懐かしく思い返すっていう状態じゃまだないってことが、幸せな悲鳴です。
このときのみくるの気持ちにまだ私はなってない。まだハルヒに巻き込まれてるって感じで。たぶん、今日観に来てくださっているお客さんも、このイベントを作ってくれたスタッフの皆さんも、まだ巻き込まれてるんじゃないかなっていう。そんな時間の中にいるような気がしています。
茅原さんは長門有希が「世界を改変するシーン」が印象に残っていると話す。
【茅原】印象的なシーンはすごくたくさんあって、それこそ入部届を返されるシーンもそうだし、屋上のシーンもそうだし、いっぱいあるんですけれども、その中でも世界を改変するシーン。なんで改変したのかっていうのは、有希にしかわからないことだと思うんですよね。しかもこのシーンって、電車のシーンといっしょだけど、顔が見えないんですよ。有希がどういう表情をしているかわからなくて。
無機質なポーカーフェイスな表情をしているのか? それとも、自分の望む、願う未来に向けて笑っているのか? もしかしたら泣いているのか? それはもう見えないからわからないんですけれども、でも、そういうところもひっくるめて、どうなんだろうっていう想像を膨らませながら観ていただける。そういったところも、この作品の魅力だなって思っていて。私自身も、そこは有希にしかわからないんだよな…っていう感覚です。
平野さんが印象に残っているのは「キョンが寝袋ハルヒの髪や唇に触れるシーン」で、今でも観るたびに収録当時の思いや感覚が蘇ってくるという。
【平野】『涼宮ハルヒの消失』って、私が頑張ってるところは本当に少なくて。今までのハルヒがどう動いてきたか、みんなをどう巻き込んできたか。その結果がここで出ると思ってお芝居をしていました。タイトルにもあるように、ハルヒがずっと出てこないまま話が進んでいくので、みんなにとってハルヒは、受け入れてもらえる存在なのかな?と心配でした。
テレビシリーズを経て映画のアフレコをしている段階でも、自分の中に不安があったので、最後にキョンが、ハルヒのいる日常に戻ってきてくれたことで「自分はここにいていいんだ」と思わせてくれた思い入れのあるシーンです。
あとキョンが3年前七夕に戻って声をかけてくれるところも、改めて観返して気になったシーンですね。『冒険でしょでしょ?』の歌詞に「明日過去になった今日のいまが奇跡」っていう歌詞があるんですけど、まさに今、作品でも、こうして私たちがいるこの場でも、それを体験しているんだと思わせていただいたという意味で、すごく印象に残っているシーンです。
こうしてそれぞれが、印象に残っているシーンを挙げていく中、全編にわたって登場するキョン役の杉田さんは作品の影響力を感じていると話した。
【杉田】当時、収録が終わったときに、自分の中で『涼宮ハルヒの消失』終わり!ってなって。出し切っちゃったので、じつは本編、観てなかったんですよ。そこまでなんか足が向かなかったというか。今回の舞台挨拶で、じゃあついに観ようかなってなったんですけど、観てなかったです。皆さんの思い入れのあるシーンを言われたら、全部思い出すのよ、瞬時に。だから、やっぱり観なくてもいいかってなって。だから、今の時点でもまだ、本編は観てないんですよ。
この回答に対し、一同から「いつになったら観るんですか!」とツッコミが入るが、杉田さんは続けて“ハルヒは既に概念になった”という独自の見解を述べ、キャスト陣&客席を納得させる。
【杉田】作中で「ジョン・スミスをよろしく」って投げかけるシーンがあるんだけど、もはやハルヒはスクリーンを超え、作品を超え、概念になったというか。世界中の“本作を観てくれた人”の感性に響く存在になったと思うんだよね。
『ハルヒ』をきっかけに、例えば、天﨑滉平君っていう声優さんがいますけれども、彼は長門有希に恋して、声優になろうと思ったみたいで。他にも作家の方や役者の方、さまざまな人が「ハルヒが好きでした」、「キョンくんが初恋です」と公言している。
あと、これは僕が、あるドラマCDに出させてもらったときのことなんだけど、原作の先生がハルヒに対してキレていて。「俺をこんなにしたハルヒが許せない。だからキョンを、杉田さんをキャラとして痛めつければ、ハルヒにダメージが行くはずだ」という歪んだ愛情を押し付けられたことがあって(笑)。その場は「落ち着いてください。じゃあなんで、平野さんを呼ばないんですか?」と言ってなだめたんですけど、そんなこともあったりするくらい、もはやハルヒって“概念”なんですよね。
それを思うと、どのシーンというより“ハルヒという概念”が、こんなにも大勢の方の人生に影響を与えている…ということが、自分にとっては印象的ですね。
さらに壇上では、このたびのリバイバル上映に合わせて発売されるグッズや「涼宮ハルヒの御礼」プロジェクトの一環として現在開発中のフィギュアなど、さまざまな新商品の紹介コーナーも実施。
そうして最後に、キャスト陣から来場者および、長年にわたり『ハルヒ』シリーズを応援してきてくれたファンの方たちに向けて、お礼および、今後の展望について語る挨拶のコーナーが設けられ、まずは小野さんが“直近でやってみたいこと”を発表し、会場は大盛り上がりに。
【小野】今日改めて、ここに来る前に『涼宮ハルヒの消失』を観返してきたんですけれども、やっぱり色あせないですね。これが16年前の作品かと。最新のアニメか、あるいはそれ以上に緻密に描かれていて。本当に美しくて、本当におもしろくて、あっという間の3時間近く、本当に贅沢な時間を過ごせる傑作だなと思いました。その作品に役者として関われたことを改めて誇りに思いました。
で、初公開から16年が経ちましたが、これからも17年、18年、19年、20年、その先も30年、40年、僕たちが生きている限り、いや、そのもっと先まで、この作品はずーっと消失しないで残っていく作品なんだと思っております。なので、もう役者として悔いはない…くらいのことを思っていたんですけど、せっかく未来人の後藤さんがいるので、僕も未来を見据えたことを言います。『無敵的ハピネス!』、あれ踊ろうよ、みんなで。
これを受けて、客席からは拍手が起こるが、杉田さんは渋い顔で「そんなことになったら、今度こそ僕は講師の先生を殴ってしまうかもしれない」とコメント。それに対し、平野さんが「とか言いながら、杉田君はいつもこっそり自主練してるからね」と話すと、壇上は和やかなムードになり、会場も笑いに包まれた。
【小野】というわけで、未来は明るそうです。SOS団はこれからも変わらずに続いていくと約束したいと思います。またお会いしましょう。本当に今日はありがとうございました。
【杉田】やれやれ、俺は踊らないからな。
【小野】困ったものです(笑)。
こちらのやり取りに続き、後藤さんもダンスを踊ることになった経緯を振り返りつつ、「またみんなで踊りたい!」と前向きな思いを語る。
【後藤】思い返せば『ハレ晴レユカイ』を踊ることになったのも、小野君がいきなり振り付けを覚えて、スタジオで踊り始めたことがきっかけだったんですよ。それを見たときにね、誰もそんな、声優を踊らせるなんて考えてもいなかったのに、小野君が踊ったのを見て、ちょっと空気がね、「あれ、いけんじゃね?」みたいになって。で、そのあとすぐに事務所に連絡が来たもん。綾ちゃんとみのりんはダンスのレッスンとかやってきてるけれども、後藤さんも大丈夫ですか?っていきなり言われて。「大丈夫なわけないじゃないですか!でも、やります」って答えて。
【小野】誰よりも練習してくれたでしょ。
【後藤】そうだよ。誰よりも練習しないと踊れなかったから。なのに、男性陣は『ハレ晴レユカイ』踊らなかったよね。
【小野】だって歌ってないんだもん。
【杉田】初めて踊ったのは『涼宮ハルヒの激奏』のアンコールのときかな。
【後藤】で、その後、京アニフェスで5人いっしょに踊って。あのときは『ハレ晴レユカイ』を踊り続けてきて良かったって思いました。そんな感じで私たち、今でもハルヒに巻き込まれている時間がずっと続いてるなって本当に思っちゃってるので。そしてそれは、ここに来てくださった皆さんも、スクリーンでこれからご覧になられる皆さんもきっと同じで、ハルヒに巻き込まれる時間の中に、まだ当分いるんじゃないかなって思うので、いつかこの先、懐かしいな、そんなことがあったな……と思い返すそのときまでは、この巻き込まれている感覚を存分に楽しみましょう。今日はありがとうございました。
一方、茅原さんは、改めて長門有希というキャラクターへの思いを吐露しつつ、またこうして、ハルヒに召集される日がくることを今から楽しみにしていますと話す。
【茅原】今日は来てくださってありがとうございました。本当に楽しかったです。終わっちゃうのはすごく寂しい気持ちでいっぱいなんですけれども、でも本当に、私の尊敬する大好きな、このSOS団のみんなとこうして繋いでくれたのも、目の前にいる大勢のお客様、そしてハルヒを愛する世界中の人たちと出会わせていただけたのも、長門有希と巡り会えたからなので、本当にもう、一生ともに生きていきたいなって思っている大切なキャラクターであり、作品です。きっとまた、こうして集まれる日が来るよね? だからハルヒに招集される日を楽しみにしながら、これからも毎日、お仕事を頑張ろうって思いました。今日は本当にありがとうございました。
続いて平野さんは、『涼宮ハルヒの消失』は観るたびに新しい発見があり、これからも大勢の方に、一度と言わず何度も観ていただきたい作品です…とコメント。
【平野】こうやって5人で集まると、本当にいつも楽しくて、時間が過ぎるのもあっという間で。それと同時に、『ハルヒ』のイベントとかライブって、始まる前は毎回、ものすごく緊張するんですよ。でもそれは、18歳の頃に初めてハルヒを演じたときから変わっていなくて。今回、リバイバル上映にあたって、私も『消失』を改めて観返したんですけど、今だから理解できることとか、今でも新しい発見があることにすごく驚いて。だからこそ何度も観ていただきたいなと思いましたし、20周年を迎えられて、きっとこの作品は、私たちのライフワークといいますか。もうずっと、本当に一生、関わらせていただくことになる作品なんだなと改めて感じました。これからも引き続き、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
そうして最後に、杉田さんが「これからも『ハルヒ』という作品を語り継いでいくために、自分自身もキョンであり続けます」と話し、大盛況のうちに舞台挨拶は終了した。
【杉田】先ほど『消失』は観ていないと言いましたが、じつはオープニングで、スタッフの方たちの名前が出るところまではチラッと観ていて。それだけでも「こんなにすごい人たちが、とてつもないものを作り上げている。これは未来に伝えていかなければ!」という気持ちになるので、だったら自分も、いつまでもキョンであり続けないといけないなと。
テレビシリーズ第1話の収録の際、石原立也監督に言っていただいた「ずっとみんなでハルヒと遊んでいる感覚を持ち続けましょう」という教えが概念になって。今ではそれが広まって、世界中で響いているといいますか。これからの未来で出会う人たちからも、ハルヒに対するさまざまな意見を聞かせてもらって、そのたびに「あぁ、良かったんだ。語り継いでいかないとな」と、自然と体が動いている感じです。だからみんな、これからも世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団、SOS団をよろしく! 本日はありがとうございました。













